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ボトックス注射でワキ汗や手汗のお悩み解決

ボトックス注射でワキ汗や手汗のお悩み解決 汗は、体温を調節する役割を持っています。運動をしたり気温が上昇したりした時に、体温が過度に上昇してしまうと体内のタンパク質が変性して細胞が死んでしまうので、汗をかき気化熱で体温を下げようとするのです。
しかしながら、汗も場合によっては迷惑なもので、ワキ汗を大量にかけば服に汗じみや黄ばみができてしまいます。
手汗を大量にかく場合には、握手をすると相手に不快な思いをさせることになるでしょう。
特に多汗症といって、通常よりも汗をかきやすい病気になっている人は、ワキ汗や手汗は悩みのタネになりやすいです。そういう人は、ボトックス注射を試してみましょう。

ボトックス注射とは ボトックス注射とは、ボツリヌス菌の作り出す毒素を薄めて注射することです。
ボツリヌス菌の毒素というのは、神経毒であり筋肉の麻痺を引き起こす力があります。薄めることで、毒素の効果も弱くなりますが交感神経から汗腺への神経伝達を遮断できるので、汗をかきにくくなるという理屈です。
ちなみに、神経そのものを傷つけているわけではないので、体に余計なダメージを与えることはありません。その代わりに、効果は時間とともに薄れていくので大量のワキ汗や手汗をかきたくないのであれば、継続してボトックス注射を打つ必要があります。

ボトックス注射の効果は、2~3日程度ででてきます。
そして、およそ半年後で効果がなくなってくるので、そのタイミングで注射をすると良いでしょう。ボトックス注射を打つ際の注意点ですが、代償性発汗が生じる可能性があります。
代償性発汗とは、ボトックス注射で一部の汗を止めることで、別の部分に汗がでやすくなることです。代償性発汗が新たな悩みとなるかもしれないことは理解しておきましょう。
しかしながら、大抵の場合はボトックス注射を打たなかったときによりもひどい状態になることはないので、深刻に考えることはありません。
心配ならば、ボトックス注射をする前に、医師から詳しく説明をしてもらうことをおすすめします。